清宮書房

人生の大半を過ごしたとも言える昭和を自分なりに再検討し、今を見てみようとする試みです。

2018-01-01から1年間の記事一覧

この3年8ヶ月を省みて

この3年8ヶ月を省みて このブログ「淸宮書房」を立ち上げ、この11月で3年有余が経過しました。初めの投稿は2015年の3月で、澤田克己著「韓国『反日』の真相」を取り上げ、私なりの感想などを併せ記したものです。その後、加筆をも入れますと、今日までに…

池田信夫「丸山眞男と戦後日本の国体」を読んで  

再々投稿に際して 本投稿は4年程前の投稿に、2021年3月、更に2022年9月に新たな事象を加え補足をしたものです。コロナ禍の影響とは直接関係ないと思うのですが、4年ほど前に始めた弊ブログへのアクセスがここ数年に急増し、お陰様で62,000台半ばとなりました…

渡辺浩平著「吉田満 戦艦大和 学徒兵の五十六年」を読んで

再投稿にあたって 弊投稿は4年ほど前、2018年いわゆる終戦記念日の8月15日に「ブログ 清宮書房」に投稿したものです。加えて、昨年(2021年)に補足をしました。吉田満に関しては、他にも度々、投稿しております。 尚、吉田満「戦艦大和ノ最後」は単なる戦記ものでは…

渡辺浩平著「吉田満 戦艦大和 学徒兵の五十六年」  

再・再投稿にあたって 数日前の読売新聞で、吉田満の未発表の原稿が発見されたとのことが記事になっております。私に大きな影響を与えた吉田満に関しては既に7回に亘ると投稿してきました。私としては今回の記事は大きな驚きではないのですが、ご参考までに…

小島政二郎著「小説 永井荷風」に遭遇して

小島政二郎著「小説 永井荷風」に遭遇して 再々投稿に当たって 元投稿は、4年前の2018年9月14日の原稿で、2021年3月1日に補筆しました。今日のメデイアの由々しき現状に鑑み、改めて再投稿する次第です。 昨今の所謂テレビ等の報道番組と称される中で、「故安…

中澤克二「習近平の暗号 2035」を読んで

中澤克二「習近平帝国の暗号 2035」を読んで 今回の投稿にあたり この6月12日、シンガポールでトランプ米国大統領と北朝鮮金正恩労働党委員長との間で「合意文書」が署名・発表されました。日本の報道は何か米国と北朝鮮の問題で、日本はあまり直接関係ない、…

佐伯啓思著『「アメリカニズム」の終焉』を省みて

佐伯啓思著『「アメリカニズム」の終焉』を省みて 再拙稿にあたって 昨年の12月に佐伯啓思氏の「西田幾多郞 無私の思想と日本人」、つづいて、今年(2018年)の5月に『「保守」のゆくえ』を取り上げ、私なりの感想などを交え投稿致しました。既にお伝えしてお…

佐伯啓思著『「保守」のゆくえ』を読んで思うこと

佐伯啓思著『「保守」のゆくえ』を読んで思うこと 再投稿にあたって 今年(2022年)1月27日に佐伯啓思「死に方論」、2月10日には吉田満の「戦艦大和」に関する旧投稿に若干の補足をし、再投稿しました。その中には関連の深い三島由紀夫、にも触れて参りました…

「戦艦大和の最後」の吉田満を巡って

「戦艦大和の最後」の吉田満を巡って・・その3 続編を記すにあたり 以下の投稿は3年前のものです。丁度、72歳の時点で、強引ではありましたが全ての仕事というか業務から身を引きました。私は三男坊ですが父親、二人の兄がそろって75歳で他界していたことも…

「戦艦大和の最後」の吉田満を巡って

「戦艦大和の最後」の吉田満を巡って・・その1 はじめに 前回になりますが、本年4月の投稿には少々個人的な過去の出来事、思いを載せました。右脚の怪我のためでしょうか、過去の自分を改めて考えるのもいいかなと思ったところです。今から3年程前の吉田満…

故・西部邁氏の自裁に思うこと

故・西部邁氏の自裁に思うこと まえがき この4月8日に投稿した「三年前を振り省みて」の中で、何故か急ぎ、西部邁氏の自裁直前の二作である「保守の遺言」、「保守の真髄」と「虚無の構造」を読み進め、近いうちに私なりの感想など纏めたい、と記しました。加えて、4月13…

三年前を振り省みて

三年前を振り省みて 「書棚から顧みる昭和」を自費出版してから4年が経ちました。現在、私は参加しておりませんが、隔月に開かれる某読書会用の原稿を、偶々、テニス仲間である元編集者の井関清経氏の目にとまり、一冊の本として纏めたら、との勧めがありまし…

再び、筒井清忠著「戦前日本のポピュリズム 日米戦争への道」を読んで  

改めて、再投稿 74歳で現役を全て退き、40数年続けていたゴルフは時間が掛るため、テニスに転向しました。(その時点ではオフィシャル・ハンデイは7でした。)、テニスの経験はほとんどありませんが、自宅から歩いて数分のテニスクラブに入会し、午前中はテ…