清宮書房

人生の大半を過ごしたとも言える昭和を自分なりに再検討し、今を見てみようとする試みです。

世相に思う

膵臓癌の宣告、手術に向かって (補足)  

左に小生、中央は元仕入れ先の社長・田口順造氏、右は親友・南雲定氏 先月、11月15に文芸社より「文芸社の話題」の10冊の本の一つとして、弊著「メデアの正義とは何か」が毎日新聞に写真入りで紹介されました。私としては好評なのだなと、喜んでおりました。そ…

膵臓癌の宣告、手術に向かって  

膵臓癌の宣告、手術に向かって 先月、11月15日に文芸社より「文芸社の話題」の10冊の本の一冊として、弊著「メデアの正義とは何か・・報道の自由と責任」が毎日新聞に写真入りで紹介されました。私としては好評なのだなと、喜んでおりました。その数日後、文…

天児慧著「中国のロジックと欧米思考」、熊倉潤著「新疆ウイグル自治区」を読んで

天児慧著「中国のロジックと欧米思考」、熊倉潤著「新疆ウイグル自治区」を読んで 再々の投稿 1.天児慧著「中国のロジックと欧米思考」 中国政治、東アジア国際関係論の泰斗である、天児慧氏による中国政治の思想と行動、並びにその伝統思考を掘り下げた著作です…

細谷雄一著「自主独立とは何か 冷戦開始から講和条約」他を読んで

改めて、再投稿 細谷雄一著「自主独立とは何か 冷戦開始から講和条約」他を読んで 昨年の6月に投稿した吉田茂「回想十年」に続くような今回のブログ投稿です。又々、長いので恐縮します。本登録も何日、注目記事の上位に返り咲いています。お陰様で総数は65,00…

清宮昌章著「メデイアデイの正義とは何か」

清宮昌章著「政治ショウ」は、もう終わりにしよう・・(副題) 今年4月に出版した上記の弊著ですが、文芸社よりこの7月より紀伊國屋、三省堂他全国の提携書店に二回目の発送となりました。何か好評のようです。ご笑覧頂ければ幸いです。 2022年7月4日 清宮昌…

私の日常

私の日常 月曜を除く平日の午前中は自宅から歩いて数分の「光ガ丘テニスクラブ」でのテニス、仲間は私より一回り以上お若い。加えて、土日は別のテニスサークルでのテニス。そして、午後は読書中心の気ままな日々を送っております。未だ現役の友人もおり、申…

改めて、国際政治学者の細谷雄一氏の著作を顧みて

改めて、国際政治学者の細谷雄一氏の著作を顧みて 今までも細谷雄一氏の著書「安保論争」、「国際秩序」、「戦後日本の歴史認識」他を拝読して参りました。その中で、ロシアの突然とも思われるウクライナ侵攻がこの二ヶ月前から始まりました。歴史は繰り返すとの…

清宮昌章著「メデイアの正義とは何か」(文芸社)

清宮昌章著「メデイアの正義とは何か」(文芸社) 国会は「政治ショウ」と化し、批判・反対ばかりの野党。マスメディアは世論を操作するも、その責任を取らずスポンサーに擦り寄るのみに見える。変貌する世界にあって平和ボケの日本。日本国憲法はどうして不磨大…

「メデイアの正義とは何か 報道の自由と責任」(文芸社)

度々の宣伝投稿で恐縮します。上記初版本を今までお世話になった方々、及び友人に謹呈致したところ、予想外のお褒めの文面を数多く頂き、ほっとすると共に感謝しております。直接の関係はありませんが、ロシア、ウクライナ問題も加わり、皆さんがご関心を持…

弊ブログ「清宮書房」の上位注目記事

弊ブログ「清宮書房」の上位注目記事 ウクライナのことが影響しているのでしょうか、ここ数週間で注目記事の順位が下記のとおり、大きく変動しております。4年半前の「『吉田満 戦艦大和 学徒兵の五六年』を読んで」が第4位に返り咲いていることも、何かを意味…

清宮昌章著「メデイアの正義とは何か  報道の自由と責任」(文芸社)の出版

5年ほど前に始めた、下記に表示したブログ「清宮書房」への投稿は100件ほどになっております。ブログとして長いのですが、関心ある本に出逢った際、そこに描かれた人物・事象に関して私なりの感想など綴ったもので、読書感想とはちょっと異なります。ここ数年は、…

マデレーン・オルブライト「FASCISM」を読んで  

再々投稿にあたって 一昨日の3月23日、米国初の女性国務長官であったマデレーン・オルブライト氏が癌で死去されたとの報道に接しました。84歳とのことですが、深く哀悼の意を表わします。 偶々、今回のロシアによる凄惨なウクライナ侵攻が始まる前の先月、2…

新年に際して

新年に際して コロナ禍の影響か、あるいは私自身が人生の最終章にあることを自覚してきたことなのか、上記画像の著書を改めて読み始めるところです。親友・南雲定孝氏が「ひと(他人)の幸福より、他人の不幸に敏感であれ」との素晴らしい言葉を、述べていました…

この一年を振返りみて

この一年を振返りみて 左は本人、右へ、仕入れ先の元社長・田口順造氏、親友・南雲定孝氏 昨年の秋、掛かり付けの医院での定期健康診断の結果、心電図に部妙な変化があるとのことで、綜合病院で10月に検査を紹介されました。偶々、病院でコロナ集団発生との…

マデレーン・オルブライト「FASCISM・・警告の書」を読んで  

佐伯啓思著「死にかた論」等を読んでみて

再び、佐伯啓思著「死にかた論」等を読んでみて はじめに 上記「死にかた論」は2018年7月に発刊された佐伯啓思著「死と生」の続編と、氏は記しております。氏の盟友でもあるでしょうか、西部邁が同年(2018年)1月に自死され、「死と生」の中で西部邁の人生観にも言…

故・西部邁に改めて思うこと

再投稿に当たって 私自身がこの8月で81歳。人生の最終章にいるとの思いに加え、このコロナ禍が佐伯啓思著「死に方論」を取り上げ読んでみようと思った理由でしょうか。「死に方論」については私なりの感想などは後日、記したいと思っております。 方や、3年ほ…

この1年のブログ「淸宮書房」を省みて  

1.はじめに 昨年6月の「自らの後半の人生を省みて」の投稿は何か自慢めいた内容なので、少々不安を持っていましたが、多くの方から好評を頂きました。加えて、各時代、各場所での先輩、後輩からも心温まるメールをも頂き、何かほっとした次第です。尚、昨…

イアン・ブレマー「Gゼロ」後の世界、三谷太一郎著「戦後民主主義をどう生きるか」、並びに「高坂正尭と戦後日本」を読んで見て  

イアン・ブレマー「Gゼロ」後の世界、三谷太一郎著「戦後民主主義をどう生きるか」、並びに「高坂正尭と戦後日本」を読んで見て

イアン・ブレマー「Gゼロ」後の世界、三谷太一郎著「戦後民主主義をどう生きるか」、並びに「高坂正尭と戦後日本」を読んで見て 序章 日本を取り巻く現国際状況 イスラム国の出現、テロの続出に加え、数々の民主義国家が専制国家へ。英国がEUを離脱し、ジョン…

吉田茂「回想十年」、高坂正尭「宰相 吉田茂」を顧みて  

吉田茂「回想十年」、高坂正尭「宰相 吉田茂」を顧みて 再投稿にあたり 本投稿に関しては、2016年12月19日、続いて2019年12月19日に改めて「再投稿にあたって」を加えました。長い投稿なので二回に分けた投稿した次第です。戦後74年になるにも関わらず、その戦…

弊ブログ「淸宮書房」を顧みて  

弊ブログ「淸宮書房」を顧みて このコロナパンデミックにあって、ある種の思いを感じながら、かっての自費出版「書棚から顧みる昭和」と同じような思いで、今まで弊ブログに投稿した90篇に近い駄文の中から5篇を選び、この4,5月に亘り「再投稿にあたって」…

弊ブログ「淸宮書房」を顧みて  

上の写真は数年前に、ご主人の寄る年波で二年前に閉店した銀座の隠れ名店・「寿司清」で10数年ぶりにお会いした友人です。お二人は、私が参画した企業の元役員と、その同期の労働組合委員長です。私が去った後、お二方は当該企業を離れ、お元気に、今でも現…

松永美穂著「誤解でございます」(清流出版)を読んで  

松永美穂著「誤解でございます」(清流出版)を読んで はじめに 宇宙物理学者であり、寺田寅彦の研究者でもある池内了氏の「ふだん着の寺田寅彦」他を読み始めています。「天災は忘れたころにやってくる」との名言は寺田寅彦の著作のどこにも書かれていないそ…

改めて、佐伯啓思著「『アメリカニズム』の終焉」の投稿を省みる

改めて、佐伯啓思著「アメリカ二ズムの終焉」の投稿を省みる はじめに 佐伯氏の著作については、今から5年ほど前になりますが、私がニューヨーク駐在時代(1978年~1984年)の中央信託銀行のニューヨーク支店長(帰国後は副社長)に「日本の愛国心」を紹介さ…

コロナ禍にあって思うこと  

再び、コロナ禍にあって思うこと 今読み進めている、アメリカ初の女性国務長官となったオルブライト著「ファシズム(2020年10月1日 発刊)」は極めて興味深い、時期を得た好著と思っています。 本書の題7章で「トランプが大統領に当選したのは、自分は歯に衣…

コロナ禍にあって思うこと

コロナ禍にあって思うこと 今読み進めている、アメリカ初の女性国務長官となったオルブライト著「ファシズム(2020年10月1日 発刊)」は極めて興味深い、時期を得た好著と思っています。 本書の題7章で「トランプが大統領に当選したのは、自分は歯に衣着せぬ…

自らの半世紀を顧みて、その後

自らの半世紀を顧みて、その後 親友達と、 於てシーボニア・メンズクラブ 自粛前 再投稿 (補足・加筆) 2022年8月25日に投稿した、弊ブログ『天児著『中国のロジックと欧米思考』」は」思いの外、好評を頂き、109件の投稿の中、上位3位になっております。 お…

改めて、自らの後半の半世紀を顧みて  

再投稿にあたって 本投稿は4年程前の投稿を、今年7月に補足をしたものです。コロナ禍の影響とは直接関係ないと思うのですが、4年ほど前に始めた弊ブログへのアクセスがここ数年に急増し、62,000台となりました。加えて、本投稿は半世紀に亘る個人的な仕事人生…

この一月半、ブログ「淸宮書房」の投稿を省みて

この一月半、ブログ「淸宮書房」の投稿を省みて はじめに 今月4月8日の投稿の「はじめに」において今回のコロナ禍に関して、私なりの杞憂というか、世界恐慌にまで発展する恐れをも記しました。ただし、治療薬が開発されていない現在、必要不可欠な、しなけ…