清宮書房

人生の大半を過ごしたとも言える昭和を自分なりに再検討し、今を見てみようとする試みです。

戦艦大和の吉田満を巡って その奇遇

渡辺浩平著「吉田満 戦艦大和 学徒兵の五十六年」を読んで

再投稿にあたって 弊投稿は4年ほど前、2018年いわゆる終戦記念日の8月15日に「ブログ 清宮書房」に投稿したものです。加えて、昨年(2021年)に補足をしました。吉田満に関しては、他にも度々、投稿しております。 尚、吉田満「戦艦大和ノ最後」は単なる戦記ものでは…

「戦艦大和の最後」の吉田満を巡って・・その3 

はじめに 現役を離れて数年が経ち、改めて自らの生き方というか、在り方に大きな影響を与えた四人を此処にあげてみました。 先ず学生時代に鮮烈な印象を与えた むのたけじ。元朝日新聞社の記者で終戦後、戦時中の自らの記者としての責任をとり、更には報道機…

「戦艦大和の最後」の吉田満を巡って その2

前回、粕谷一希著「鎮魂 吉田満とその時代」の中で、吉田満が学生時代に東大法律学科の親友である和田良一氏と交わされた書簡のことも紹介いたしました。偶々、昨年(平成17年)12月にその良一氏のご子息の和田一郎弁護士とお会いする機会ができ、改めて吉田…

「戦艦大和の最後」の吉田満を巡って・・その1

はじめに 昨年(2014年)の年末のことですが、久しぶりに自宅の襖、障子張替えを本職に頼まざるを得ず、近所の表具屋さんに来てもらいました。今まで近所に住みながら初めてお会いする田所義行氏です。最近になり海底に沈んだ戦艦武蔵の映像が放映されておりま…