この一年を振返りみて
この一年を振返りみて
左は本人、右へ、仕入れ先の元社長・田口順造氏、親友・南雲定孝氏
昨年の秋、掛かり付けの医院での定期健康診断の結果、心電図に部妙な変化があるとのことで、綜合病院で10月に検査を紹介されました。偶々、病院でコロナ集団発生とのことで延期され、11月の再検査の上、心カテーテルの手術。三日間の入院で無事退院。コロナ対応に追われる医師・看護師及びスタッフの方々の大変さを実感致しました。感謝・感謝の貴重な体験でした。その後は、コロナ禍の中、私は相変わらず午前中は自宅から歩いて数分のテニスクラブでのテニス、午後からは読書中心の日々に戻っております。
尚、このコロナ禍、人混みは極力避け、外での会食等も一切止めております。上記写真は二年前のものですが、東京・内幸町のシーボニア・メンズクラブで、友人達との貴重な会食情景です。
今から6年ほど前に始めた弊ブログ「淸宮書房」への投稿98件。今年の投稿は10数件になりますが、コロナ禍の自粛生活の為でしょうか、アクセスが急に増えて55,000台になろうとしております。尚、数年前に投稿したものが注目記事の上位5番内に入っており、私としては驚いております。加えて、アメリカから観た「パールハーバー」、日本側からみた「真珠湾奇襲攻撃」に関する投稿が、1番と4番になっていることも、私としても興味深く感じております。
ご参考までに上位5番までの投稿を以下ご紹介いたします。ご興味とお時間があればの上ですが、下記を改めてクリックして頂ければ幸いです。
2021年12月24日
淸宮昌章
注目記事1~5位
1.「アメリカは忘れない・・記憶のなかのパールハーバー 」(法政大学出版局) エミリー・S.ローゼンバーグ 訳飯倉章を再読してhttps://kiyomiya-masaaki.hatenablog.com/archive/2015/12/21
再投稿に当たって 今日は12月8日、いわゆる太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃の日に当たるます。アメリカでは、どのように「パールハーバー」を捉えたでしょうか。 2001年9月11日のWTCビル倒壊等のアメリカ同時多発テロが起こり、「リメンバー パールハーバー」が改めてアメリカで復活したのです。 全くの個人的な思いですが、40数年前のニューヨーク駐在時代、アメリカ現地法人本社事務所はあの倒壊したワンワールドの20階で、6年間、ほぼ毎日、通いました。ツインタワーが倒壊していくテレビ映像他を観ているなかで、ワンワールドのオフィスでお世話になった日本人医師の安否を心配しておりましたが、その時間帯には倒…
2.マデレーン・オルブライト「FASCISM・・警告の書」を読んで https://kiyomiya-masaaki.hatenablog.com/archive/2021/12/04
はじめに 現在、世界の各地で再びファシズム化の危険性が高まっております。そのような背景があるのでしょう。最近では、デイヴィッド・ランシマンの「民主主義の壊れ方」、ジェイソン・スタンリーンの「ファシズムはどこからやってくるか」、アン・アプルボームの「権威主義の誘惑」、エリカ・フランツの「権威主義」等々が発刊されております。 本書はアメリカの元国連大使で、二期目のクリントン政権で、米国史上初の女性国務長官・マデレーン・オルブライトによる「ファシズム・・警告の書」です。国務長官時代の交渉した旧ユーゴスラビアのミロシュビッチ、ロシアのプーチン、北朝鮮の金正日等々の印象記の生々しい貴重な記述もあります。…
3.小島政二郎著「小説 永井荷風」に遭遇してhttps://kiyomiya-masaaki.hatenablog.com/archive/2018/07/11
小島政二郎著「小説 永井荷風」に遭遇して 再投稿 コロナ禍の自粛生活が続いた為でしょうか。非常に長い駄文の弊ブログへのアクセスがこの数年、何故か増えて53000半ばになっております。加えて、投稿した96篇の駄文の中、4,5年前の投稿が注目記事の上位に復活してきております。本投稿も3年前のものですが、今までの投稿とは少し趣の変わったものです。東京都武蔵野・吉祥寺、とある古本屋で偶然、本書に出会い、買い求めたものです。文学に素養がない私ですが、私自身の想い出などを加え、書き記しました。文学作品の紹介ではありませんが、改めて以下、ご一覧頂ければ幸いです。 2021年11月12日 淸宮昌章 はじめに …
4.再度・堀田江理「1941 決意なき開戦」を読んでhttps://kiyomiya-masaaki.hatenablog.com/archive/2016/09/29
再度・堀田江理著「1941 決意なき開戦」を読んで 再投稿にあたって コロナ・パンデミックにあっても、中華大国の復権を掲げ、一帯一路を強引に進める共産党独裁政権の中国。方や、地政学的にも大きな変動がある中、平和、平和のみ唱える、謂わば「一国平和主義」は破綻しているのに関わらず、依然として平和ボケにある日本は、今では特異な国家、世界平和には責任を取らない国家として映るのではないでしょうか。 方や、今回の自然発生とは思えぬコロナ・パンデミックも収束は一向に見られません。加えて、その現実・現状をも何か他人事のように報じ、政府・政権をただ批判するが如きメデイア。それに引きずられ、自ら考えることを停止し…
5.塚本哲也著「我が家の昭和平成史を」を読み終わってhttps://kiyomiya-masaaki.hatenablog.com/archive/2016/08/26 はじめに 本書は毎日新聞のウイーン特派員、プラハ支局長、ボン支局長、論説委員等を経た後、防衛大教授さらには東洋英和女学院大学学長をも勤められた塚本哲也氏による、家族の平成昭和の記録です。一巻、二巻からなる長編記録ですが、その内容による力のなのでしょう、一気に読まれなくとも鮮明にその記憶が残り、日をおいて読み出しても何らの支障も感じません。心が洗われる著作です。読み終わったのが8月15日であることも、私の記憶に深く刻まれた本となりました。 義父である国立ガンセンター長の塚本憲甫と年子夫人、並びに哲也氏の妻で、ウイーン派ピアニストのルリ子夫人との四重奏の生活記録です。その背景には冷戦下の東欧諸国、… |
以上