清宮書房

人生の大半を過ごしたとも言える昭和を自分なりに再検討し、今を見てみようとする試みです。

弊ブログ「淸宮書房」を顧みて  

f:id:kiyomiya-masaaki:20210525142648j:plain

弊ブログ「淸宮書房」を顧みて

 

 このコロナパンデミックにあって、ある種の思いを感じながら、かっての自費出版「書棚から顧みる昭和」と同じような思いで、今まで弊ブログに投稿した90篇に近い駄文の中から5篇を選び、この4,5月に亘り「再投稿にあたって」を加え、私なりの感想、思いを改めて加え、再投稿致しました。

 

 私が取り上げた諸氏による著作それぞれに直接の関連性はないのですが、私自身の想いは一貫性をもっている、と考えています。尚、現下の自粛生活のためでしょうか、お陰様で弊ブログへのアクセスがここに来て増え、4万7,000台に近づいております。加えて、この数ヶ月でその注目記事の順位も私自身も驚くほど、大きく変化しております。この4,5月に相次いで再投稿した5篇が現在では、いずれも注目記事の5番目内になりました。どこにその共通性があるのか、よくは分りませんが、私の想いが通じたのかとも思っています。尚、私の仕事人生、いわば後半・半世紀の人生に大きな影響を与えた吉田満を語ったブログが、注目記事の一位になったことは、少なからずの驚きと、感慨を覚えます。

 

 宣伝になり恐縮致しますが、以下、ご紹介致します。お時間とご興味があってのことですが、改めて下記記事を一覧頂ければ幸いです。

 

 2021年5月24日

 

                         淸宮昌章

注目記事1位から5

 

1.
渡辺浩平著「吉田満 戦艦大和 学徒兵の五十六年」を読んでhttps://kiyomiya-masaaki.hatenablog.com/entry/2018/08/15/151039

 

 昨年(2020年)9月28日、定期健康検診の際、心電図の微妙な変化から狭心症の疑いとのことで、総合病院での検査の結果、11月24日入院、25日心カテーテルの手術、27日には退院。今まで何の症状もなく、掛かり付けの先生に見つけて頂き、事なきを得、何か寿命が長くなったわけです。このコロナ禍にあって、その感染・予防・治療に懸命に対応されている病院の医師の方々、並びに看護師の皆さん、スタッフ、職員の方々を目の当たりにし、感謝と共に何か複雑な想いを抱きました。入院は初めての経験でもあり貴重な体験を致しましたが、コロナ禍は決して他人事ではありませんでした。中国共産党独裁政権の、何か他人事…

 

2.
中澤克二「習近平の暗号 2035」を読んでhttps://kiyomiya-masaaki.hatenablog.com/archive/2018/06/23

 

旧稿は3年ほど前の2018年6月23日に投稿したものです。今年(2021年)5月10日に投稿した阿南友亮著【中国はなぜ軍拡を続けるのか】に関連するもので、改めて旧稿を見直し、若干の補足をし、これも再投稿し致しました。3年前の6月12日、シンガポールでトランプ米国大統領と北朝鮮金正恩労働党委員長との間で「合意文書」が署名・発表されました。当時の日本の報道は何か米国と北朝鮮の問題で、日本はあまり直接関係ない、他人事如き報道の有り様に私は大きな疑問と不安を抱きました。大きく変貌している世界状況下に在りながら、日本の国会は森友学園に関…

 

3.

姜尚中「朝鮮半島と日本の未来」他を読んでみてhttps://kiyomiya-masaaki.hatenablog.com/entry/2020/08/27/135610

 

 

日韓問題については、弊ブログでも度々取り上げてきました。この4月13日福島原発の処理水を国際原子力機関(JAEA)の承認の下、JAEAの許可の7分の1以下、更に日本国の飲料水基準の40分の1以下に抑え、二年後を目処に海洋放出する方針を決定した、との政府発表がありました。そのような背景もあり、昨年の8月に投稿した投稿に若干の補足を加えました。

 

2021年4月23日のはしがき

今日8月15日は終戦(敗戦)記念日です。75年前の当時も、とても暑い日でした。東京大空襲の中、本所小梅の隅田川の側、燃え落ちる横川橋…

 

4.
再度・堀田江理「1941 決意なき開戦」を読んでhttps://kiyomiya-masaaki.hatenablog.com/entry/2016/09/29/175204

 

コロナ・パンデミックにあっても、中華大国の復権を掲げ、一帯一路を強引に進める共産党独裁政権の中国。方や、地政学的にも大きな変動がある中、平和、平和のみ唱える、謂わば「一国平和主義」は破綻しているのに関わらず、依然として平和ボケにある日本は、今では特異な国家、世界平和には責任を取らない国家として映るのではないでしょうか。 方や、今回の自然発生とは思えぬコロナ・パンデミックも収束は一向に見られません。加えて、その現実・現状をも何か他人事のように報じ、政府・政権をただ批判するが如きメデイア。それに引きずられ、自ら考えることを停止し

 

5.
阿南友亮著「中国はなぜ 軍拡を続けるのか」他を読んでhttps://kiyomiya-masaaki.hatenablog.com/entry/2019/03/16/110540

 

2019年3月2日の日経新聞の「米、WTO改革で提案」に記事によれば、スイスのジュネーで2月28日に開かれた世界貿易機構(WTO)の一般理事会で米国が中国などを念頭に、経済発展を遂げた国は「発展途上国」としての恩恵を受けられなくする規定の導入を提案したとのこと。仮に中国が途上国でなくなれば通商交渉での立ち位置は大きく変わり、中国は反対しているようです。「月の裏側にロケットを飛ばした国を誰が途上国とみなすだろうか」と米国代表は中国を皮肉ったようです。方や、中国の習近平国家主席は2018年11月、パプアニューギニアで開かれた太平…

 

以上