清宮書房

人生の大半を過ごしたとも言える昭和を自分なりに再検討し、今を見てみようとする試みです。

この3年8ヶ月を省みて

この3年8ヶ月を省みて

 

f:id:kiyomiya-masaaki:20181120155340j:plain


 このブログ「淸宮書房」を立ち上げ、この11月で3年有余が経過しました。初めの投稿は2015年の3月で、澤田克己著「韓国『反日』の真相」を取り上げ、私なりの感想などを併せ記したものです。その後、加筆をも入れますと、今日までに70数編の投稿となり、ひと月に、ふたつの投稿になるでしょうか。

 

 尚、このブログを立ち上げた動機は、自費出版「書棚から顧みる昭和」の後も、人生の大半を過ごした昭和の時代を、僭越至極ながら、私なりに再検討し、今を考えて観ようとした次第です。と同時に私なりの読書感想を残しておくことも私個人にとって意味があるかもしれないと思ったわけです。誠に恐縮ですが、ブログとしては極めて長文で、加えて、何を言いたいのかよく分からぬ、とのご批判もあるでしょう。5年前に一線を全て退き、テニス漬けの日々を送る、遊び惚けて、何か後ろめたい気持ちも残る78歳の者ですが、読書量も落ちてきている状況にもあります。ただ、お陰様で、淸宮書房へのアクセスも26000台になって、ここに、ひとつの中間報告を致したく思ったところです。

 

 フェイスブックの案内によれば、私はその基準は分かりませんが、期近の注目記事として挙げられているのは下記の通りです。

 1.毛利和子「日中漂流・グローバル・パワーはどこへ向かうのか」を読んで

 

2. 佐伯啓思「保守のゆくえ」を読んで思うこと

 

kiyomiya-masaaki.hatenablog.com

 3.再度・堀田江理「1941決意なき開戦」を読んで 

 

kiyomiya-masaaki.hatenablog.com

4. 阿賀佐圭子「柳原白蓮 燁子の生涯」を読んで

 

 5.池田信夫丸山眞男と戦後日本の国体」を読んで

 

 4番目を除き、他の4編に共通することは、新聞・テレビを初めとしたマスメデイアへ私の強い危機感です。言論・報道の自由云々どころか、報道しない自由をも得た権力構造です。又、そこへ登場する識者・ジャーナリストと称される人々、加えて何の芸か分かりませんが、踊らされるタレントと称される人々の止まるところを知らぬ無責任なご意見。加えて残念ながら、それに影響される世論。そして、そのマスメデイアの世論に翻弄される日本の現実に私は大きな危機感を持っております。正にマスメデイアが最大の権力者化の様相となっている、との思いです。

 

 お時間とご興味があればの上ですが、上記、五つの拙稿を改めて一覧頂ければ幸いです。

 

 尚、4番目の阿賀佐圭子「柳原白蓮 燁子の生涯」は詩歌等に全く疎い私ですが、著者の綿密な調査・研究に加えて、驚くほどの記憶力により明治、大正、昭和の時代の流れ・政治状況を巧みに紹介し、柳原白蓮とその人々の物語を記述しております。私も一気にその投稿を仕上げました。

 

 現在、上に写真を載せた著書については後日、改めてご紹介したく思っております。

 

 2018年11月20日

 

                             淸宮昌章