清宮書房

人生の大半を過ごしたとも言える昭和を自分なりに再検討し、今を見てみようとする試みです。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

安全保障関連法案に関連して【 後編 】

服部龍二著「広田弘毅」 我々が今なお、今次大戦を問い続け、否問い続けざるをえない中にあって、本書は何故に日本が太平洋戦争に突入し、そして敗戦に至ったのか。世論を作り出す、そのときの言論機関・マスコミはどうであったのか。そういった諸々の歴史経過…

安全保障関連法案に関連して【 前編 】

服部龍二著「広田弘毅・・悲劇の宰相の実像」(中公新書)他への雑感 今国会で大幅に会期を延長しているものの、安全保障関連保障法案の国会質疑は大きく変貌している地政学的変動とも言うべき現実を軽視した、またもや神学論争に陥ってきた感を否めません。…